はじめに
営業という仕事は、毎日が勝負の連続。数字との戦い、お客様との信頼関係、そして自分自身との向き合い。そんな日々の中で、ふと「もっと芯のある人間になりたい」「熱くなりたい」と思うこと、ありませんか?
そんな時におすすめしたいのが 歴史小説。
過酷な時代を生き抜いた偉人たちの生き様や、名もなき人物たちの奮闘は、営業の現場で闘う私たちにとって、大きなヒントと勇気をくれます。
今回は、営業マン歴10年以上の私が本当に「心が燃えた」歴史小説を5冊、厳選してご紹介します!
1. 『竜馬がゆく』(司馬遼太郎)
なぜ営業マンにおすすめ?
坂本竜馬の生き方は「先を読む力」「人を動かす力」の塊。営業にも通じる「調整力」や「ビジョンを語る力」が学べます。
目先の利益にとらわれず、長期的な利益は何か、と考えさせられます。これぞ大局観。
モノは時代と同時にどんどん進化していき変わっていきますが、人の考えや想いは時代を超えても変わらず根強く残ります。
坂本龍馬と仲良しの岩崎弥太郎は、三菱商事の創業者です。
読んでいると「もっと自由に、お客様にとっての未来を語ろう」と思えるはず。
2. 『項羽と劉邦』(司馬遼太郎)
なぜ営業マンにおすすめ?
ライバルとの競争、部下との関係、トップに立つ覚悟…劉邦のように「人を活かす力」が求められる営業マネージャーにも刺さります。
項羽の不器用なまでの誠実さにも、どこか自分を重ねてしまう一冊。
3. 『燃えよ剣』(司馬遼太郎)
なぜ営業マンにおすすめ?
土方歳三の「最後まで貫く姿勢」は、成果が出ない時期でも信念を貫く大切さを教えてくれます。
営業で心が折れそうな時に読むと、「自分もまだやれる」と背中を押されます。
戦っているうちは序章です。燃えてからが本丸。
4. 『海賊とよばれた男』(百田尚樹)
なぜ営業マンにおすすめ?
まさにビジネスマンの教科書。戦後の混乱をビジネスの力で切り開いた出光佐三の物語は、泥臭く、熱く、そして希望に満ちています。
お客様に対する信念や、組織の在り方など、すぐに活かせる考えが詰まっています。
日露戦争、人の世のすべてが詰まっています。
5. 『信長の原理』(垣根涼介)
なぜ営業マンにおすすめ?
革新を求め、常識を疑い、自ら道を切り拓く織田信長の姿勢は、時代が変わる今の営業にピッタリ。
「今まで通り」じゃ売れない時代にこそ、信長的な視点がヒントになります。
おわりに
営業という仕事は、単なる「モノ売り」ではなく、「人としてどう生きるか」が問われる仕事だと、私は思っています。
だからこそ、歴史小説に出てくる登場人物たちの「信念」や「決断」に、心が揺さぶられ、勇気をもらえるんです。
私も「日本一の食品営業マンになる!」と思い続け、日々の営業活動を頑張るのはもちろん、通勤電車の往復と、休日は必ず2時間以上読書すると決めて続けていました。
特に歴史小説を中心に何度も何度も読み解き、ビジネスで成功する人はこういう考え方をしているんだなとメモしては自分と照らし合わせて、と日々刷り込んでいました。
たまにはスマホを置いて、じっくりと歴史に浸ってみませんか?
あなたの営業スタイルが、きっとひとつ進化するはずです。
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